新連載 NO5.【今年の花粉症シーズンは注意が必要です!】
2月末から、花粉症の症状が出ている人が増えてきています。
花粉という異物が体に入ってきた時に、これが体に受け入れられるものかどうか体は判断し、それを異物と判断すると、その異物(抗原)に対して、抗体という防御する物質が出来ます。
この抗体は、何度か異物が進入してくる度に蓄積されていき、一定量になった時に、今までとは違う反応を示すようになります。
これが花粉症です。
この一定量になるのは、体の酸化がかかわってきます。
花粉症だけでなく、体が酸化すると異質な細胞を生みだしてしまいます。
結果病気を引き起こしたり、細胞が癌化してしまうことになります。
体を酸化しないようにすることは、花粉症軽減や発症をしないためにも大切なことです。
花粉以外に、ニュースでもご存知のように、中国の大気汚染は深刻さを増していて、日本にも飛来してきています。
今問題になっているPM2.5とは、直径が2.5μm以下の超微粒子のことで、大気汚染の原因となっています。
PM2.5は粒子が細かいため、肺の奥まで届く可能性があると指摘されています。
呼吸器系に疾患のある方は、症状を悪化させる可能性もあります。
その上、これからのシーズンは黄砂の影響も受けてきます。
黄砂とは、中国大陸の砂漠地帯で巻き上げられ偏西風に乗ってやってくる砂ですが、中国の工業地帯を通過する際に、大気汚染物質を吸着し、健康に悪影響を与える汚染物質に変身します。
黄砂には大気汚染の化学物質が付着しているため、化学物質過敏症などにもなりやすく、黄砂でアレルギー症状が悪化する人も増えています。
また、黄砂は化学物資だけでなく、細菌やカビが非常に多く含まれているそうで、健康への被害は多いと考えられています。
通常の花粉だけでなく、黄砂や化学物質がプラスされることで、花粉症の症状がひどくなったり、疲労感、耳鳴り、免疫力低下、頭痛、熱など、体力を消耗させてしまいます。
喉の痛みや咳、鼻水、熱と言うような、風邪のような症状になることも多いようです。
これらのアレルギー物質は、通常は息を吐く時や鼻水、咳などで、体は体外に排泄しようとします。
口呼吸をする人は、鼻呼吸よりアレルギー物質を呼吸器の奥の方まで入れてしまう可能性があります。
鼻呼吸だと、アレルギー物質の50~80%は鼻の粘膜に吸着されるので、体内に入り込みにくいのですが、口呼吸の場合はダイレクトに体内に取り込まれてしまいます。
アレルギーが気になる方は、特に鼻呼吸をするように心がけた方が良いと考えられます。
口呼吸は健康への弊害も多いので、口呼吸の人は気をつけた方がよさそうです。
花粉症は、年齢に関係なく発症する可能性はあります。
マスクの着用、手洗い、うがいの予防だけでなく、体を酸化させないためには、バランスよい食事、質の良い睡眠、適度な運動が大切です。