新連載 NO6.【お薬では病気は治せません!】

こんにちは。
桜の季節になりました。
花粉もかなり飛散していますが、花粉症は大丈夫ですか?

日本人のお薬好きは、世界でもトップではないでしょうか?
それは、健康保険制度が充実していて、安くてお薬を手にすることができるからだと思います。

なので、ちょっとした病気でもすぐに病院に行って、お薬をもらうということに慣れてしまっています。
また、ドラッグストアもあちこちで見かけるようになり、すぐに手に入れることができます。有難いことではありますよね。

アメリカのような自由診療であれば、お金がなければ病気にもなれないかもしれません。
自分で入る保険は高額ですし、手術も細かな制約があって、なかなか受けにくいとか。
医療費で自己破産する人もいるらしいです。

風邪をひけば、風邪薬・・・
食べ過ぎたら、胃腸薬・・・・
頭が痛いと頭痛薬・・・・・

お客様とお話していて感じることは、お薬は病気を治すと考えている方が非常に多いことです。
根本的に病気を治してくれるお薬は、ほとんどありません。

風邪をひけばすぐにお薬を飲んだり、ちょっと喉が痛い・・・ということで、予防に飲む人もおられます。
ですが、お薬は症状を抑えるだけのものなんです。

鼻水や咳を抑えたり、頭痛を抑えるなど・・・
病気そのものを治してはくれません。

たとえば、熱が出た場合、体は体の中に入ってきた異物と戦うために、熱を発します。
解熱剤でそれを抑えてしまうと、戦う力がつかないのです。

熱は戦っている証なのですから、本当は戦って、勝ことが体にとってはパワーアップのいいチャンスになります。
パワーアップしない限り、何度も同じ敵に標的にされてしまいます。

風邪で熱がでれば、解熱剤ではなく、早く寝ることが一番です。
寝ることで、エネルギーを他に使わずに、戦う力に全力投球する!
食べたくないのに、力をつけないとと食べることもタブーです。

胃にものが入っていると、そちらに力は分散してしまいます。
胃の消化にエネルギーを使うのではなく、敵と戦うためにすべてのエネルギーを使いたい体は、食べたくなくなります。

胃腸が不調な時は、食べ過ぎてない?とかストレスが多いのでは?というサインなのです。
年末の、飲む前に飲む!という薬の宣伝もおかしくないですか?
本来は、調子が悪いと飲まないことが基本なのに、薬で症状をごまかしてまで飲むというのは、体にとっては最悪です。

病気を治したりかかりにくくするのは、お薬ではなく自分の持っている自己免疫力です。

病気を治すのは、免疫力なのです。
免疫力を上げるには、バランス良い食事や運動、サプリメントなどもそうですし、ストレスをためない心の在り方も重要だと思います。

すぐに薬に頼るのではなく、じっくり体の声に耳を傾けて、聞いてあげることが必要です。

すぐに薬に頼っていませんか?