【Whole Foods Market -Part5- サプリメントコーナー】
健康やサプリメントビジネスのメッカ、アメリカ西海岸を中心に最新の健康業界事情やサプリメント市場など、健康先進国アメリカの今を理解し、さらなるスキルアップに役立てる日本ニュートリション協会ならではの「サプリメントアドバイザー米国研修コース」。
2010年は前回のカリフォルニア大学デービス校同様、学術権威と歴史のあるスタンフォード大学におけるセミナー受講のほか、サプリメント先進国アメリカの市場視察や世界最大規模を誇る自然・健康食品の総合展示会「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ ウエスト」も視察してまいりました。その研修の模様をレポートいたします。
【Whole Foods Market】
ホールフーズは北米を中心に約300店舗を展開する自然オーガニック系スーパー。オーガニックはもちろんのこと、高品質の新鮮な地元で取れた旬の自然食品(ホールフード)などを提供しています。健康的な食事をする上で、できるだけ加工食品は避けるべきです。加工食品(プロセスフード)には、人口添加物、甘味料、着色料や防腐剤などが含まれており、加工段階で栄養価が取り除かれてしまいます。ホールフーズでは、できるだけ加工されていない自然食品を推奨しています。
続いて、Janna先生に店内のサプリメントコーナーも案内していただきました。
サプリメントで人気のある商品として、2つ挙げられるそうです。
まずは「Fish Oil」魚油サプリメント。ベジタリアンやビーガンの人を中心に不足する脂質栄養素をフィッシュオイルサプリメントで補う方が多いそうです。
もう一つは「Greens」野菜系サプリメント。野菜をフリーズドライ加工などしたサプリメントです。普段の食生活で不足しがちな野菜類。不足する栄養素を補うために「Greens」は人気のサプリメントです。野菜嫌いの子供も多いため、子供向けにはチョコレート味や、グレープなどのフルーツ系フレーバーの野菜系サプリメントが人気です。
今年の特徴としては、大流行した新型インフルエンザ(H1N1)の影響で、米国では自己免疫を高め予防するために「免疫UP系サプリメント」が大変売れたそうです。ハーブ、ビタミン、ミネラルを適切に組み合わせたサプリメントは、風邪やインフルエンザの季節に人気が高くなる商品だそうです。その他、日本では味や好みの違いであまりポピュラーではありませんが、エナジードリンクやエナジーバー、グミなどの健康食品は米国では大変人気があるそうです。