厚生労働省のホームページツアーをご一緒に!①
いわずと知れた厚生労働省のHP。
サプリメントアドバイザーの重要な情報源ですね。
ご存知のとおり、厚生労働省では、食品の安全を守ったり、危険な食品が輸入されないよう監視したり、違法な表示を取り締まったりしています。
サプリメントが食品に分類されている日本では、この厚生労働省HPは基本の基本です。
今回はHPツアーと題して、一緒に厚生労働省のHPを覗いてみましょう!
トップページは3カテゴリに分類されている
では早速、厚生労働省のHPアドレス:http://www.mhlw.go.jpを開いてみます。そしてまずトップページから見ていきましょう。
一見、サプリメントにはあまり関係なさそうな感じがします。
まずは、このトップページを大きく分割してみましょう。
すると、以下の情報に分かれていることがわかりますね。
① 緊急情報:
アスベストやインフルエンザ、医薬品等回収関連情報、安全性関連情報など
② 厚生労働省の基本的情報や関連情報:
組織・制度概要、法令・告示・通達、申請届出手続き、パブリックコメント、統計調査結果など
③ 行政分野ごとの情報:
健康、食品、医療、医療保険、雇用、労働基準、年金、介護等
この厚生労働省HPの中でサプリメントアドバイザーが一番関係するページは、③の「行政分野ごとの情報」にある「食品」のページです。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/index.html
サプリメントに関係があるのは「食品の安全情報」
さっそくこの「食品」のページにジャンプしてみましょう。
「食品の安全情報」というタイトルになっていますね。
そのままスクロールダウンしていくと、「分野別施策」とあるので、内容を見ていくと「健康食品」や「食品表示」というタイトルがあり、どうやらサプリメントに関係ありそうですよね。
たとえば、あなたが「ビタミンコンプレックスを販売したいのだけれど、広告をするときに厚生労働省が示しているガイドラインはあるかな?」と思ったとします。
その場合、この「食品表示」をクリックしてください。
すると「食品の表示に関する情報提供」というページに行きます。
「食栄養表示基準制度について」とあって、その一番下に「健康の保持増進効果等についての虚偽・誇大広告等の表示の禁止」とあるので、ここに広告に関することが書いてありそうだと予測することができます。
検索機能で欲しい情報にアクセス
早速クリックしてみると、 「食品として販売されている物について、健康の保持増進の効果等に関し、①著しく事実に相違する、②著しく人を誤認させるような広告等の表示をしてはならない。」とあります。
これではいまいち詳細がよく分からないので、今度は、HPの検索機能を使って「健康の保持増進効果等についての虚偽・誇大広告等の表示の禁止」と「ガイドライン」の二つのキーワードで検索することにします。
すると、検索結果の中に、保健機能食品・健康食品関連情報と出てきますので、それを開いてみると、
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/7.html
健康食品の虚偽誇大広告等の禁止と広告等適正化のための監視指導等に関するガイドライン、インターネット広告表示(例)、バイブル商法等、広告に関する情報にたどり着くことができます。
ここから必要な情報だけを選択すれば厚生労働省が健康食品の広告に関してどんなことをいっているのかわかりますね!
さて、今回の厚生労働省HPツアーはこれで終了です。
次回のツアーもご期待ください。
最後に、厚生労働省関連で何か相談したいことがある場合は、お近くの保健所に連絡してみてください。
ここから検索することができますので便利ですよ。
http://idsc.nih.go.jp/hcl/index.html
※なお、HP内には同じような情報が重複している場合があります。
今回の広告に関するガイドラインも別の方法から同じ情報を得ることができるので、今回ツアーした方法に限定されません。
高橋弘美(米大学においてホリスティック栄養学士号を取得。
サプリメント、化粧品および医薬部外品の薬事業務、輸入手続き、米国での原料調達および製造、製品や広告の薬事チェックに10年以上の経験を持つ。
薬事法/食品衛生法/JAS法/健康増進法/特定商取引法/景品表示法などに精通。
現在、薬事コンサルタントとして海外企業の日本進出や国内企業の企画・運営を薬事面からサポート。