NO.27 【自分や家族が口にするものをもっと意識するべきです】

新年を迎えましたが、皆さんはよいお正月でしたか?

新年早々、またしてもマクドナルドの異物混入問題が発覚しました。
私は、もう何年もマクドナルドは口にしていませんが、よく利用している人はどのように感じられたのでしょうか?

私が小さい頃は、コンビニもファーストフード店もありませんでした。
はじめて目にした時は感激しましたし、簡単に美味しいものがいつでも手に入ると言う便利さは、明るい未来が待っているような思いでした。
あれから40年以上経ち、何かが違うのでは?と感じ始めている人も多いようです。

便利になりいつでもお腹が空けば、手軽な価格で食べ物を購入できる、そして余れば捨てる・・・、はたしてこれが本当に私たちに合った正しい食文化なのでしょうか?

ライオンですらお腹がいっぱいの時には、獲物が横を歩いていても襲わないのだそうです。
自分が食べる分だけを手にする、これが本来の自然の原理なはずです。

年間1700万トンの食品廃棄物を排出している日本人。
人間だけが食べもしないものを作り、まだ食べられるものを捨てる、動物よりその点では確実に劣っていると言えます。

消費者が少しでも安いものを求めるあまり、コストをさげるために企業は、食材の安全性にばかり目を向けられなくなっているのかもしれません。
そのコストは、捨てるものすべてにもかかっているのです。

農家では、農協さんに野菜を買ってもらうには虫が1匹でもいれば却下されます。
それは私たち消費者がきれいでないと嫌だと言っているからです。

見た目がきれいな野菜のためには、農薬の量も増えてしまいます。
農家の方はそれをよくご存知なので、自分たちが食べるものは農薬をかけずに別に作られます。

土がついていても、形が悪くても、本来はそれが自然なのです。
自然から目をそむけてしまったのは私たちですよね。

チンすれば食べられる、混ぜるだけで美味しい食事に変わる魔法の調味料、ジャンクフード、スナック菓子、清涼飲料水などなど、それらが私たちの身体をどのように変えてきているかをご存知ですか?知ろうとしていますか?原材料が何かをチェックしてお買いものをしたことがありますか?

コンビニのお弁当やサンドイッチは販売する数時間前に作られています。
冬はともかく、夏場の暑い時期にトラックで運ばれます。

腐らないの?という疑問が起こりませんか?家でカットしたキャベツやレタスはすぐに茶色くなるのに、どうしてスーパーやコンビニのサラダは茶色くならないの?変質しない、腐らないのにはやはり理由があるのです。
防腐剤がたくさん使用されているからです。

スマトラ巨大地震の時も、日本人の遺体処理は後回しになったとか・・・。
防腐剤をしっかり摂取しているのでなかなか腐らないのだと。

マクドナルドだけでなく、松屋や和民などの問題も、去年は取り上げられてきました。
安さを求めると必ずしわ寄せがきます。

過労死問題、粗悪な材料や衛生上の問題・・・。
自分たちが求めるもので、自分たちの首を絞めているのが現状かもしれません。

添加物などはどうでもよい、美味しければ良いという方はそれで良いと思います。
ですが、少しでも子供や孫のために、何かが違うのでは?という疑問を持つことは非常に大切なことなのです。

添加物に疑問を持ち始めて、色々と調べて勉強してきた私は、世の中の情報をすべて鵜呑みにはできないという思いを強くしています。
お金を生み出すことがすべてであるような現代、私たちがそれと引き換えにしているものがたくさんあります。

自分で頭の中に疑問符(?)が少しでも付いた時には、そのままにしないで本やネットで調べるようにしてください。
そして常に疑問を持つことが大切です。
情報はすべてが正しいとは限りません。

自分の健康は自分でしか守れない時代になってきています。
特にこれから成長していく子供たちには、注意し過ぎることはないと思います。
子供の将来を決めるのは親の意識であることを、もっと認識してほしいです。