NO.18 【癌と告知されたらどう感じ、どんな行動をとりますか?】

癌を宣告されたらどうしますか?動揺しますか?何を考えますか?

女優の川島なお美さんが、今年1月に肝内胆管がんの手術を受けていたことが明らかになったと言うニュースが入ってきました。

1月3日には、やしきたかじんさんが食道がんで亡くなられました。
中村勘三郎さんも食道がんでした。
そういえば、つんくさんも今年2月に喉頭がんの診断を受けていたことが判明し、現在は治療をされています。

もし癌宣告を受けたら、以前の私ならすぐに病院を探していたはずです。
自分のネットワークを駆使し、情報をかき集めて少しでも良いと思える病院に入院して治療をしてもらうことを望んだと思います。
そして、「死」の恐怖と闘うことになるという不安を感じるのかもしれません。

なぜ、癌と宣告されると「怖い」という気持ちが強くなるのでしょう。
いくら健康であっても、明日事故にあってしまうかもわからないわけですから、命が絶対に保障されているわけではありません。

ただ、自分には未来はわからないだけです。
ですが、癌と言われたらなぜか先を線引きされた気がしてしまいます。

でも、それは本当にそうなのでしょうか?

最近は、癌に関する本がたくさん出版されています。
それも、抗がん剤を否定する本が増えているように思います。
近藤誠先生は癌についてのたくさんの本を出版されていますが、ネットでは他のドクターから批判も受けてもいます。
昔の私なら批判する立場だったのかもわかりません。

今まで多くの芸能人が、癌の初期だったにもかかわらず亡くなっています。
それも、発症してからわりと短い期間に。

お金も人脈もある方もおられます。
きっと権威のあるお医者様にかかられていることは間違いないはずです。
それなのにあっけなく命を落とされています。

抗がん剤は確かに癌を殺す薬で効果もあると思いますが、正常な細胞も同じように殺してしまうことは間違いないのです。
癌細胞を切除したり、ピンポイントで放射線を当てるのは、ダメージが周りの少しの細胞だけなのでましなのかもしれません。

ですが抗がん剤はそうはいきません。
点滴や飲み薬によって全身に影響が出ます。

癌と宣告されて、抗がん剤をした方が良いか放置した方が良いかのはっきりしたデータはありません。
それは、放置する人がほとんどいないからのようです。

西洋医学では、癌の治療は、切除か放射線か抗がん剤治療になってしまいます。
日本にいる限り、病院に入るということは抗がん剤治療になるのは仕方がないことだと思います。

抗がん剤治療が本当に正しいのかどうか・・・。
これだけ多くの本が出版され、ネットでも少し検索すればたくさん出てきます。

本来は、自分の身体を一番知っているのは自分のはずです。
お医者様の意見だけにすべてを頼ってしまってもいいのでしょうか?

あるご相談者は、抗がん剤を不安に思っているにもかかわらず、抗がん剤をする選択をしました。
なぜかとお聞きすると、お医者様に抗がん剤をしないと言えば「どうなっても知りませんよ。
しないなら病院には来なくてもいいですよ」と言われたとか。

その方の不安は、現在は普通の生活ができているのに、抗がん剤をすれば病院から出られなくなるのでは?ということでした。
癌が広がっていればいるほど、投与の量や期間が増えるはずです。
そうすれば、それだけ正常な細胞へのダメージも増えてしまいます。

抗がん剤の副作用はかなりのものだと聞いています。
その苦しみに耐えて完治できれば良いと思いますが、体力がどんどん低下してしまうだけになるなら、あえて抗がん剤ではなく別の方法を考える選択技もあって良いと思います。

QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が低下し、食事も歩行もままならなくなり、ベッドの上ですごさなければならないなら、今の状態で残りの人生を過ごしたいと考える方がいても当然だと思います。

自分の不安な気持ちをそのまま置き去りにし、嫌だという気持ちが強いまま治療をすることが一番良くないことだと感じます。
すべての人にベストな方法はないのかもしれません。
抗がん剤が効果的な方もいると思いますが、抗がん剤によって寿命を縮めてしまう方もおられます。

何が自分に正しくて、何が間違いなのかを判断するのは自分です。
誰かのせいでこうなった、あのせいでうまくいかなかったと考えていると、誰かがいつも自分の人生をコントロールすることになります。

自分の人生においては、自分が責任を持つ「目」を養うことが必要です。
目=直感力だと思います。

誰かが決めるのではなく、自分で決めること、それが自分にとって一番正しい選択なはずです。