新連載 NO13.【癌から送られるメッセージ】
今年は台風の数が多いですね。
しかも、日本に上陸したり影響を及ぼす台風ばかりです。
ここ数年で、環境の変化を強く感じます。
今年の夏は猛暑でしたが、冬は寒くなるとか・・・これからは、環境の変化に対応できる、順応できる身体をしっかり作っておかないといけないですね。
「医者に殺されない47の心得」という本がベストセラーになっていますが、この中には、癌になったら放置するべきと書かれています。
最近は、抗がん剤治療はするべきではないとか、末期癌ほど自分で治せるなど、希望がもてるような本が多く出版されています。
日本は西洋医学が医療の中心です。
アメリカなどでは、西洋医学もあれば、代替医療もあり、代替医療専門のドクターもおられます。
日本では西洋医学で治療するので、癌になれば手術をし、放射線や抗がん剤などを用いることが多いようです。
早期発見が大切だと言われますが、上記の本などでは早期発見しない方が良いとも言われています。
実際は、癌とわかった時点ですぐに治療を行う人がほとんどなので、放置した時の余命などのデータがないため、比較がなかなかできないのかもしれません。
病気は、人生の局面を表現する一つの方法であり、転換期を迎え、魂の成長を促す機会が訪れたことをあらわすのだそうです。
特にガンは、自分で転換期であることを理解できるかが、治すことができるかどうかの大きな分かれ道だと思われます。
病気と心の関係は、非常に深いつながりがあります。
西洋医学では、交通事故や外科的な手術は非常に高い技術があると言われますが、内科の病気にはまだまだたくさんの課題があるようです。
病気になるのは、暴飲暴食や生活習慣も大きな要因の一つではあると考えられますが、不摂生な生活をしていても元気な人もいれば、きちんと健康を考えているにもかかわらず癌を発病する人もいます。
長い間カウンセリングを行ってきて、それは痛切に感じています。病気になりやすい人にはやはり共通点があります。
特に癌患者さんの類似点は、
- 自己評価が低い
- 他社や仕事などの関係を通じて築かれたアイデンティティにこだわるため、人の目にうつる自分を自分だと信じる
- 相手の愛情を失うことが怖くて、怒りを表現しないで押し込める
- 孤独である
- 人を心から信頼できないため、親しい友人がいない
- 大切な人、大事な何かを失った喪失感を抱いたまま、悲しみを隠して笑顔でいる
- 外交的で周囲に明るさを振りまく。度を越した陽気さがある
- 面倒をみたり世話好きだが、心の中には怒りをためこんでいる
- 誰に対してでもいい人でいたい症候群
- 短気で怒りっぽいが、相手に直接感情をぶつけずに、周囲にあたる
- 辛辣で怒りやすいが、傷つきやすく、拒絶されると乗り越えられない
など、80%は不平不満を言わない「いい人」で、残りの20%は感情をあらわそうとするものの、解放してその先へ進めないのだとか。
共通するのは、傷つきやすく、怒りっぽく、自己評価が低いこと。
病気は「代弁者」であり、その人が心にしまって言えずにいることを外に向かって表現しています。
癌も自分の細胞であることには変わりありません。
今まで、自分で自分の気持ちに振り回されて作ってきたストレスは、自分の体の細胞を多いに傷つけてしまったのです。
物事をどう判断するか、どう受け取るかはすべて自分次第です。
起きた出来事を、これくらいで良かったと思えるのか、大変な問題にしてしまうのかは自分自身です。
今までの自分を傷つける思い癖を改めて、自分を信じて大切に考えることができるかが、癌を治すことができるかのポイントになるのかもしれません。