新連載 NO3.【「わたし」が治れば病気は治る!】

上野圭一さんの「私が治る12の力」という本があります。
本のプロローグに「わたし」が治れば病気が治る!と書いてあります。

末期のガンであっても、完治される人もいます。
それには、「わたし」が関与していて、治る力が働きやすい「わたし」になることが、病気を完治させるために必要なことだと書かれています。

ある、病院の先生が話されていました。

アトピーのひどい子供と親が診察に来て、「先生、子供のアトピーは治るんですか?」と尋ねたそうです。
先生は、東大に入りたいって思っても、この予備校に入りさえすればとか、お金さえつめば絶対に入れるなんてことはない! 自分の努力があってはじめて目標は叶うのです!と言われたそうです。

病気もそうなんです。
治りますか?っていうのは他人事で、本当に治そうと努力しているかということです。
丸投げして、あそこでは治らない、この薬はダメだと言ってるようでは、絶対に治らないのだそうです。

「わたし」が治る患者力という言葉がありました。
私たちは、車や家を購入するときには、価格や品質など、色々とチェックして、あれこれ考えて決定します。

ですが、医療となると「私は素人で何もわかりませんので、先生にお任せします」と丸投げ状態になってしまいます。
聞きたいことがあっても遠慮したり、別の病院に行くのは今の先生に悪いからと躊躇したり、誰のために治そうとしているのか。

高価な車や家を買うときと同じように、もっと情報を集めて、納得がいくまで調べ、医師と交渉する力を持つべきなのです。
車や家と違って、命がけの商品取引をしていることをもっと自覚しないといけないのです。

私たちの体を作っている60兆個もある細胞一つ一つに、治る意識を植え付けることができれば病気は治ると私は思います。
そのためには、人ごとや医者任せではいけないのです。

病気を治すには、治してもらう「わたし」から、病気を治そうとする「わたし」に変わること、そして患者力を高めることがとても重要だということだと思います。