「米国の栄養成分表 “Nutrition Facts」 America Watcher Report
今回のレポートより、私が現在働いているサプリメント専門店について紹介していこうと思います。
家族経営から始まって今ではアリゾナ州ツーソン市を中心に20店舗をもつウェアハウス・ビタミンズ(Warehouse Vitamins)というお店。
そこで毎日お客様のアドバイスにのっています。(写真1:outside)
大通りに面したショッピングプラザ内にあり、同じ敷地内にジムやレストランも入っています。
町の中心より北側、丘を上がっていったところに位置していているこのお店は、正面全てガラス張りなのも手伝ってとても開放的。
交通量の多い道路の先には、外線がくっきりとしていて雄大な岩山が見えます。(写真2:outside view)
ペンキで白く壁をぬり、棚は明るい木製。
広々としていて明るい店内は、健康的でキレイな印象を与えてくれます。
飾りや行き過ぎた広告がないので目がチカチカすることなくすっきりとまとまっている感じです。
店内にはクリスチャン専門のラジオ局から、毎日愛と平和がテーマの曲が流れてきます。
広さはだいたい小学校の教室2倍強。
全店舗の中でも一番の大きさと売り上げを誇っているそうです。(写真3:going into store)
この店、大手メーカーの商品を通常価格より20%安く売っている、いわゆる地元のディスカウントショップというとイメージし易いかと思います。
取り扱っているメーカーはおよそ700社、総計約5000種類の商品といったところだそうです。
うちほとんどがサプリメントで、その他にもハーブティーを含む健康食品、アロマテラピー用のオイル、化粧品などがあります。
基本的にサプリメントは種類や用途によって部類分けされており、例えば「Joint(関節系)」のところには知名度上昇中のグルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸からサメ軟骨などがまとめられて置かれています。
ハーブはアルファベット順に、アーティチョーク(Artichoke)からヤッカ(Yucca)まで、といった具合に。
その他、ビタミン、ミネラル、触媒、免疫系全般、ホメオパシー、グリーン、デトックス、ダイエット系などがあります。
こんなお店に毎日だいたい75人、多い時には100人以上のお客様がいらっしゃいます。
うちほとんどが比較的裕福な中・上流階級の白人ですが、中にはメキシコ系、ごくたまにですがアジア系の方も来店されます。
年齢や性別で見てみると中高年層の男女が大半で、多くの方が更年期障害や生活習慣病などの悩みを抱えているようです。
次に続くのが筋肉増量を目指しプロテインを求めてやってくる男性陣。
ひょろひょろした18歳の少年から粋なおじさままで、みんなの憧れ・男の象徴、ムッキムキの筋肉を目指して!もちろん中には生活するのに必要な筋肉をつけようと、かなり高齢のご老人たちも同様にプロテインを探しにいらっしゃいます。
その他のお客様のタイプとしては、強い薬の副作用で苦しむ方や、アレルギーが悩みの人、といったところでしょうか。
今後、おもしろいアメリカ人客とのエピソードを交えつつ、どんな商品が売れているのか紹介していけたらいいなと思っています。(写真4:inside)